ワナカの秋を探索に ドライブしていると・・・。
車が 5~6台もとまっているポイントがあります。
こんなところに 何があるの?確かにビューポイントです。トレッキングのコースでもありますが、他にいきたいところもあるし・・・。
ふと、周囲に目をやると、なんと、ロッククライマーたちが、岩登りの練習中。
上からコーチが アドバイスをしてくれるようです。
こんな風景は はじめてです。
すごいなあと思いつつ、道がそばについているのに どうしてわざわざ 危険な思いをしてまで登りたいの?と、思ってしまいました。
人にはそれぞれの道があるのですね。
ゆるやかな道を 時間をかけてじっくりと登る人もあり、近道を探しながら 自分だけの道を行く人もあり、このように、断崖絶壁を求めて登る人もある。
人生をよく、登山にたとえられますが、そのとおり、どんな道を登ってもよいのですね。どの道も 目的地はひとつ。どの道も、楽な道はないのです。
今回の震災でも 家屋が流され、命だけを 助けられた方々。どんなつらい思いをされたでしょう。でも、明るく輝く瞳の高校生を見て、日本も捨てたものではないと思えました。母を亡くしたという高校生の瞳に曇りはなかったのです。
いかにこの逆境が彼を成長させ、自信につなげたのか・・・。
人の成長のために、困難を与えられるのだとすれは、その困難は、いずれ、感謝にかわる時が来るのですね。
次々と やってくる困難を乗り切る力。それを持つ人が、今、この世に生かされているのかもしれません。
困難を乗り越えた時の感謝の気持ち、そしてまた、訪れる困難・・・。それが人生であり、喜びとなるのです。
一番苦しいのが今だとすれば、ゴールまで、あと少しなのです。そこで、別の道をゆくのか、挑戦するのか。それも、人 それぞれ。誠実に 一歩一歩すすめることこれが大事なのですね。
今までの人生、今も 渦中にあっては、ただ もがいているだけの自分ですが、大きなことに気づかせていただいたような気がします。
日常生活の中で、甘やかされた子どもたちの、荒れた言動を見て、ずっと、嘆かわしく思っていました。マスコミに翻弄され、何の抵抗も無く、誤った言葉を発する子どもたちを、正しく導いていくのが私たちの責任です。人を傷つけて笑いにするようなギャグは 必要ないのです。 本当に、今の西日本の子どもたちを ボランティアに 行かせたらよいと思います。現場を一目見るだけで きっとかわるでしょう。修学旅行や 課外学習で 人の心をとりもどして欲しいと実感しています。
また、自分たちの責任を転嫁し、いつまでも 権力を握ろうとして 争っている政治家たちよりも、私は 被災地の若者たちに期待したいと思います。
苦労した人だけに 与えられるものがあるのですね。
「人は 困難の中になければ、感謝の気持ちを忘れるのです。
そのために 大きな試練を与えられるのです。」とお聞きしました。
今回の学びです。
この中腹の断崖を ズームしたものが上の写真です。
私が立っているのは、この写真の5メートルほど下の駐車場なので、練習場というのがよくわかります。このシーズンは 結構練習に来られていました。もしかするとアクテビテイの一つなのかもしれません。
日本でいうと 小屋があって、使用料を払って、お土産を売っていて・・・というのが 観光地のイメージですが、NZは特に何にもありませんので、食料と水、上着は どこへ行くにも必携です。コンビニも あるかないか?
不便を楽しんでください!でも、それがあたりまえなんですよね。人は、自然の中にいて 生かされていることを 実感できます。
この 写真だけ見ると、なんだ すぐそばに 立てる場所があるんだ、なんて思ってしまいますが・・・。
この場所は、下の写真をごらんくださいね。
すごいでしょう?
でも、このビューポイントは、車で 走っていると一瞬で通り過ぎて身落ちしてしまうぐらい・・・周りの風景の ほんの一部なんですよ!
この写真では、右下から横に5cm、上に3cmほどのところを上っています。上の クライマーたちです。
さらに、その右上に立っているのが、女性ですね!
人間なんてほこりのようなものですね・・・・。
そうそう、このページの一番上の 写真のクライマーは、この写真の中央より、1.5cm下、斜めに緑の線・・・断層でしょうか?草が生えているのでしょうねそれが、目印になると思います。